2014-11-13 第187回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
○井上哲士君 中期防自身が従来の専守防衛の枠を超えるような、水陸両用車などが盛り込まれているということは指摘をしておきたいと思います。 この中間報告、七月一日の閣議決定を踏まえて、やっぱり地理的制限なく地球上どこでも、戦闘地域まで行って米軍支援を行うと、こういう枠組みの方向になっている非常に危険なものだと思います。改定作業は中止するべきだということを申し上げまして、時間ですので質問を終わります。
○井上哲士君 中期防自身が従来の専守防衛の枠を超えるような、水陸両用車などが盛り込まれているということは指摘をしておきたいと思います。 この中間報告、七月一日の閣議決定を踏まえて、やっぱり地理的制限なく地球上どこでも、戦闘地域まで行って米軍支援を行うと、こういう枠組みの方向になっている非常に危険なものだと思います。改定作業は中止するべきだということを申し上げまして、時間ですので質問を終わります。
○松本(善)委員 中期防自身が十八兆四千億というのは、田中内閣、三木内閣、福田内閣、大平内閣、鈴木内閣、五内閣が十年間にやった軍拡が十七兆七千億ですから、これ自体が大軍拡なんです。
中期防自身が、十八兆四千億といいますと、先ほど申しました五内閣の軍拡が十七兆七千億でありますから、これはもう本当に計画自身も大変なものであります。十年間のものを五年でやるというのですからね、それ以上のことを。そういうもので、歯どめどころか大軍拡計画ですよ。私は、お聞きしたいのは、中曽根内閣は、国民の批判をかわすために中期防の三年見直しというのはやらないということを決められました。
そうすると、この総額明示方式で、先ほども御答弁ございましたが十八兆四千億円、閣議決定されたわけでございますが、このような枠の中でしていこうとするならば、六十五年までのこの中期防自身が達成できなくなるおそれが出てきますね。これはもうだれが見たってわかることですよ。これをどのように防衛庁長官としてとらえておるのか。
○西廣政府委員 おっしゃるとおりでありまして、三次防、四次防までの目標というのは通常兵器による局地戦以下の事態に最も有効に対応できるということを目標にしておりまして、四次防なり三次防自身でそれに対応できるものができるというふうに思っていなくて、目標そのものはまだまだ高いという考え方でつくられておったものであります。
私はたいへん、その意味において、四次防自身は持ってはおらなかったが、防衛力自身について、これは各方面で議論されたことによって国民の理解が深められたと思います。ただ、いまお尋ねがありましたように、私どもがつくるというその自衛力の整備計画、これはおのずから限度がございます。それが効率のいいものであることを願って種々研究しておるわけであります。
ところがその四次防自身が、過去においても三次防もありましたが、上限下限があったとか、相当融通のきく予算、長期計画を立てておる。大体長期計画というものはそういう筋のものであります。
しかし、当面する四次防自身がいろいろの批判を受けておる。そういうふうな状況のもとにおいてただいまのようなこともどうもから念仏になりそうだ、かように考えますので、これはやっぱりいままでの体制はそのまま存置する、日米安全保障条約、これはそのまま保存していく、ここらにわが国の安全を確保する道があるのだ、かように考えざるを得ない。これだけはつけ加えておきまして誤解のないようにいたしたいと思います。
五兆八千億が年率一八・八だからずいぶん高いじゃないか、こういうお話だと思うのですが、実は一つは四次防自身の性格から申しまして、少し前の年度にウエートがかかってきているということが一つ大きな問題になっているのだと思います。そういうことでこういう要求になっております。それから御参考までに申しますと、昨年の概算要求は二二・五%で、ことしとほとんど同じような要求になっているわけでございます。
この四次防自身に対しましては、またこれは別の機会に議論すべき点でありますけれども、われわれは四次防に対していろいろな意見を持っておりますけれども、防衛庁はその四次防に見合ったパイロットというものは急に育つものではないと、いまさっきからも多々出ておりますけれども、こういう将来の四次防に備えまして、航空自衛隊の配備とどのような関係になっていくのか。ただいま申されました定数の人員と四次防との関係。
そういう点から考えてみても、私は四次防自身を、これはやっぱり考え直すときにきているんじゃないか。装備優先というよりも、やはり人間優先というか、そういうような点に重点を置いて、そうして四次防自体を根本的に考え直すときがきているんじゃないかと思うのですが、この点はどうですか。
四次防自身が全体として国会の審議に付さるべきものではないかと思います。
ただいまのように申しましたからといって私はこの四次防自身が海や空の自衛力をふやすのであって、他国に脅威を与えるようなものでない、これだけはこの機会にもはっきり申し上げておきたいと思います。
三次防自身はこういう問題とは別に、いまのわずか——だんだん詰めてみますると、結局定員の問題なんかが三次防の骨格をなすようだし、少しは在来の兵器の改善その他もございます。進歩等もございますけれども、そういう意味で、原子力あるいは核物質、そういうものは全然採用してない、どうか誤解のないようにお願いしたいと思います。
しかし、まだ決定するには、まだ三次防自身がきまっておりませんので、三次防がきまったワク内でそういうものが調整される段階であろう、私はこう考えます。